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「衰えた姿勢力を回復させる画期的な発明」

「衰えた姿勢力を回復させる画期的な発明」

運動科学総合研究所 所長
ゆる体操考案者

高岡英夫氏

アーユル・チェアーの記者発表の際に、高岡先生より日本人の姿勢についてセミナーを行っていただきました。その中で、アーユル・チェアーについて以下のようなコメントを頂きました。

 

-姿勢が崩れることによるマイナスは何でしょう。

 

まず、脊髄神経の圧迫。そして胸が圧迫されることによる、呼吸機能の低下。さらに内臓の圧迫、内臓機能全体の低下。そして骨盤底の圧迫、わかりやすく言うと尿失禁の遠因、痔の遠因、そういったものになると考えられます。つまり様々な病・障害の遠因が姿勢の崩れによって起こってくるということです。

一方、姿勢を正すと何が起きるかというと、今言ったことが解決されるのは当然のこと、それ以外に積極的に脳機能の改善、つまり脳が高度に使われやすくなります。中でも自律神経の内、副交感神経が優位になります。 従って、心が落ち着いて高度な脳活動ができやすくなります。だから子供で言ったら当然、学習が進み、ビジネスマンで言ったら仕事が進みます。

 

若いビジネスマンが8時間イスに座っていられないという話を聞きます。皆さんは8時間座っていられないことを、精神のたるみだとお思いになるでしょうが、違います。姿勢をつくる能力が欠如しているのです。 悪い姿勢になり、様々な病・障害の要因を体につくるため、ストレスがたくさん発生し、本人は非常につらい状態になります。長い間、座っていられないのは精神のたるみではなく、体からくるストレスなのです。

 

私が考案したゆる体操で正しい姿勢は身に付きます。しかし、現在の日本人の衰えた姿勢の力を、一時も早く回復させるために、運動という能動的な行動ではなく、イスに座るだけで強制的に改善されるという、受動的な行動も必要ではないでしょうか。

 

そのようなことを可能にした、画期的な発明であるアーユル・チェアーについて私なりの見解をご説明をさせていただきます。

 

<2つに割れた座面>
座面が2つに割れているだけで、右のお尻は右の座面、左のお尻は左の座面に座ろうとするので、お尻全体でベタッと座るのではなく、坐骨で座るという潜在意識が喚起されます。

 

<後傾山型座面>
座面が後傾かつ山型であるために、坐骨の内側に座面が触れ、坐骨の感覚をいやがおうでも感じることができます。

 

<足を開いて座るということ>
腸腰筋は、足を開いて状態を起こそうとする時に使う筋肉で、大腿骨の内側と背骨を結ぶ筋肉です。足を開いて上体を引き付けようとすると、腸腰筋が引っ張られ、自然と背骨を引っ張り、よい姿勢をつくることができます。

 

このようにアーユル・チェアーは画期的な商品であり、今までの椅子とは全然違う考え方でつくられているのです。