「腰のスイッチがONになるイス」
石垣英俊氏
アーユル・チェアーに座ると、坐骨でカラダのバランスをとり、骨盤・仙骨・背骨の位置がニュートラルなポジションに調整されます。
このとき、腰椎に自然なカーブが生じ、胸椎・頚椎にかけて背骨が理想的なS字を描き、自重が加わることで骨盤が矯正されるので、一度身体がリセットされるような感覚を覚えます。
背骨まわりの筋肉は緊張しやすく、そこから内臓の働きが低下したり、背中・腰・脚の痛みや動きに不具合がでやすくなります。
つまり、要である骨盤・背骨を常に理想的な状態に保つためには、身体の歪みを取り除き「背骨をリラックス」させてあげることが重要となります。
普段の生活の中から生まれるクセが蓄積することで、身体の歪みは悪化する一方ですし、近年の健康志向の高まりによって運動を積極的に取り入れている方にとっても、歪みを放置したままの運動は、リスクが高くなります。
本当の意味で「健康」な身体を目指すのであれば、まずは身体をリセットし、腰のスイッチをONにしてあげてから正しく運動を取り入れてほしいと思います。
実際、私自身もギックリ腰を数回経験した事のある腰痛持ちなのですが、腰に違和感を抱えていた日にアーユル・チェアーで2・3時間程作業をしながら座ってみると、帰り道の歩く動作がスムーズになっていることを実感しています。
今まで、腰の痛みに悩む方々に、デスクワーク中の「座り方」についてアドバイスさせて頂くことはありましたが、「座ること」を薦められるイスにやっと出会えたような気がします。
日々の生活の中で「座る」という時間は必ずと言っていいほどあると思いますので、アーユル・チェアーに座って、身体をリセットする時間にしてあげることをお薦めします。