子どもたちの健やかな成長を支える学びの場として、学校施設の充実に注力。
その施設の一環として、「保健室」の在り方の重要性を提唱しており、姿勢教育への取り組みとして、2014年12月16日からアーユル・チェアーを5台導入。
導入風景
保健室では、先生が子どもたち一人ひとりに合った座り方をフィッティング
・とっても座りやすくて、お母さんに姿勢が良いって褒められました!
・自分用に調整して座れるのが楽しい!
・最初に座ったときには変な感じがしたけど、先生が座り方を教えてくれたので、良い姿勢のつくりかたが分かりやすかった。同じクラスの友達にも教えてあげました!
教師という職業柄、事務仕事も多いため腰に違和感がありました。そんな時にアーユル・チェアーが導入され、「背筋が伸びるイス」との事で使い始めました。
アーユル・チェアーは、お尻が沈みこまずに座れるので、悪い姿勢にならずに楽に座れる印象ですね。私が使わないときは、子どもたちが興味をもって座っています。少しずつ授業に取り組む「姿勢」も変わってきています!
導入Q&A
アーユルチェアーの導入から約5ヶ月。
文教大学付属小学校 養護教諭・中島綾子先生にお話をお伺いしました。
変わった形をしたアーユル・チェアーは、子どもたちにとってとても興味深いようで、進んで座ってくれます。
正しい姿勢のポイントをつかみやすいようで、普段から姿勢の悪さを指摘されていた子どもにとっては、授業中も姿勢の意識ができるようになっているようです。
以前、発育測定で「姿勢」に関する授業を行った時、良い姿勢をしてごらん!というと、背中を反りすぎたり力を入れすぎたりと、間違った姿勢を無理にとってしまうため、すぐにだらけてしまう子どもが多く見受けられました。
アーユル・チェアーは、骨盤を立てるコツをつかみやすく、良い姿勢をとる方法を子どもたちが理解しやすいのでとてもいい事だと感じます。
授業中に教室をまわっている時に、私と目が合うと子どもたちは、ハッ!とした顔をして姿勢を正していますよ。
学校が掲げている大切な8ヵ条の中にもあるように、子どもたちにとって、普段から「姿勢をよくする事」=良い事という意識はあるようです。
その方法を具体的にカラダに教えてくれるイスが導入されたので、”何のために姿勢を良くする意味があるのか”という事を理解してもらえるといいですね。
私たちの学校では、何をするにも「目的」をしっかりと子どもたちに説明するようにしています。
姿勢が良くなれば、授業にのぞむ自分の気持ちが変わりますし、 健やかなカラダの成長にもつながります。
子ども達がより積極的に、カラダ・こころにとって重要な「姿勢」について理解を深めてくれることを期待したいです。
学校紹介
子供たちが遊びに行きたくなる保健室
子ども達にとって一番の環境をつくる為に、2013年に学校の施設を改装。
玄関から入ると中心に図書室があり、隣に保健室がみえる。
改装前の校舎では保健室の施設が十分でなく、子どもたちの来室といえばケガや病気のときだけ。
それが今では休み時間になると何人もの子どもが遊びにきたり色々なことを報告しにきてくれる場所になっている。
おたよりで生徒や保護者にからだづくりのヒントを発信
月に2・3回、保健室発信で「からだから」を発行。
毎号からだにまつわる話を子どもにも分かりやすいように伝え、意識を高めている。
保護者も見ることができるので、子どもたちのからだの変化に気づきやすくなると考えており、アーユル・チェアーの導入によって、より姿勢についての理解を深める事ができるようになったという。
5月にはアーユル・チェアーが掲載された「姿勢号」も発行された。